＊spicaの こつぶダイヤル＊

息子が大好きな「ピクトグラム」


昨日は息子の発達検査でした。
小児心理士の先生から、遊び感覚のテストを何問か受けていく形式です。
何歳くらいの成長具合か、を確認するようなもの、かな？（いい加減な母）
まぁ、めちゃくちゃでしたね～　笑
椅子でひっくりかえって遊ぶ、先生をからかう、うろちょろする・・・。


母ちゃんの私は毎日一緒にいるので
「おい！それ本当は知ってるだろー！」だの
「頼むからちゃんと座ってくれ・・」だの
口出しせずとも、心の中では落ち着きません。
（黙って見てなきゃいけない。。）


発達障害には
「融通がきかない」「協調性に乏しい」などの特性もあります。（個人差あります）
見た目には「障害を持っている」ようには見えない事がほとんどで
「しつけがなってない、ワガママ」くらいにしか周囲には理解されない、
もしくは「そのうち普通になるよ、気にしなければ？」と言われるのがほとんど。
「障害」という言葉自体、使い方が難しいとは思うのですが。。


で、すったもんだのテストを終えた先生（いつもすみません）は
今回は正解率ではなく息子の心理状態を重視したとのこと。
彼に何か取り組んでもらいたいとき、周りの大人がどう関わればよいかを探っていたそう。


まず以前から言われていたように「いったん彼の土俵にあがる」。
つまり、こちらから彼に合わせることで、彼もこちらの言い分を聞く傾向にあると。
確かにそうなんですよね～。
「この方法がうまくいくということは、いいことなんですよ！」
とほめていただき、ちょっと安心。
この接し方を繰り返すうちに、協調性が出て団体行動にスムーズに溶け込める様になるそう。

（でもこれ、以前私がコールセンターにいたときに
激しく怒っているクレーマーなどに上司が対処していた方法と似てる！笑）


しかし、この「相手が合わせてくれた時、自分も相手に合わせる」
「自我」が大きく育たなければできないことらしいのです。
「自我が大きいから人に合わせられないのかな」って思っていたので驚きました。


「自我」とは心理学では「行動や意識の主体」という意味だそう。
自分は〇〇がしたい！とはっきり認識する力。
そして「どうせ自分にはできない」と思えば思うほど育たない自我。
自尊心と自我を育てることで「協調性」は磨かれると。
この2つが成長しないと、第二次成長期などに非行などの問題が発生しやすいらしいです。
「だから、本人の前でけなすようなことを言わないでね」と。


自我か～、まさかそんな話が出てくるとは思いませんでした。
でも発達障害でなくても皆に当てはまりそうな感じもしました。
よくそういう感じに思うので、あんまり発達障害だから悲観したっていうのはないです。
そつなくこなしてる子を見るより、楽しいこともいっぱいありますよ。
（あ、でも保育園で父兄や保母さんに対して、すみません、とはよく思います・・）


普段は「土俵にあがる」7,8割、そうでないのが2,3割くらい。
誰でも合わせてくれる世の中ではないのですからね～、あえて。
それにしても、息子といると学ぶことばかり。
お月謝の代わりの養育費・・か？